洗濯機が稼働中に止まってしまった場合の最も多い理由はフィルターの詰まりです。
洗濯機の下の方、右側あるいは左側に小さな扉のようなものがあり(10cm 程の高さで下部全面が カバーで覆われているタイプもあります)、そこを開けると時計回りの反対方向にまわすと出てくるフィルターが入っています。そこが詰まると洗濯機が途中で止まってしまいますので、1~数 ヶ月に一度は掃除をしてください。開けると中から少量から多量の水が出てきますので、その水を受ける大きめの雑巾や、平らで薄い容器を用意してください。
ドイツの水道水は硬水でカルキが入っていますので、洗濯時には定期的に洗濯洗剤以外に濯機のカルキを落とす下の画像のようなカルキ取り専用洗剤(Waschmachinereiniger)が必要です。これらを普段使用しないと、洗濯機の故障の原因になります。その場合の故障の修理代や買い替え費用は使用者の負担となるのでご注意ください。
どこのスーパ ーでも売られていますが、普段の洗濯に使う洗剤に、カルキ取り成分が最初から含まれているも のもあります。"gegen Kalk" や、"Kalkschschutz" という単語が含まれているものがそれらの 洗剤です。 また、時間が経つとどうしても洗濯機が汚れて排水が臭い始めたりしますので、その次の 2 種類の画像の洗濯機の専用洗剤がありますので、大き目なスーパー等でお買い求めて使ってください。 箱のタイプの方が、臭いにはより効くかと思いますが、使用方法は次の通りです。
右側、ボトルタイプの方:
1) ボトルタイプの方ですが、使用前によく振って下さい。
2) 洗濯機の洗剤を入れる引き出しの部分を取り出し、この洗剤 50ml に対して 4L のお湯に約 30 分間浸けた後に綺麗に洗い、引き出しを元に戻します。 ドイツの生活ガイド
3) 洗濯機のドアを開けると、開けた部分の洗濯機内側の周りにゴムの円状パーツがあるので、雑 巾等をこの洗剤で湿らせ、汚れに染み込ませた後に汚れを取り除きます。
4) 残った洗剤を、洗剤入れ引き出しのメイン洗剤入れの部分(II)に入れ、(予備洗いなしの)60 度 のメイン洗いを行います。(洗濯物や洗濯洗剤等、他の物は何も入れません) この洗剤のメーカーからは、年に 3 回ほどのこの洗浄を進めています。
もしも汚れや臭いがとてもひどい時は、この洗剤を数個購入しておき、同じ工程を数回繰り返し てみて下さい。 左側、箱のタイプの方: 箱の中の洗剤を洗濯機の中に直接入れます。引き出しからではなく、洗濯機のドアを開けて直接 中に入れます。 最低 60 度でメイン洗いを行います。
温度は高い方が効果的です。 こちらも、臭いがひどい場合は 2 回、3 回と試して下さい。 どちらの洗剤も、科学的な強いものですので、目などに入らないようにして下さい。 手についてしまったらよく洗って下さい。
デュッセルドルフのボランティア掃除活動