銀行の自動振込み・DAUERAUFTRAG

ドイツでは、家賃の銀行自動振り込み(Dauerauftrag)は最も一般な方法であると同時に、現在お住まいのアパートの賃貸契約書に明記もある、お部屋をお借り下さる人と大家である私との間の約束事になります。

 

銀行自動振り込み(Dauerauftrag)の設定は、インターネットバンキングの場合は普通、支払いの設定のところで見つかります。

 

銀行窓口での処理の場合は、その旨を銀行に伝えれば、銀行側ですぐに設定してもらえて、キャンセルはいつでも行えます。

 

実は私の場合、この自動振り込みを約束させていただく大事な理由は他にもあります。

 

自分の会社を始めたのが2002年ですが、長い間に大きな成功も失敗もあり、失敗の方では大きな負債を抱えました。

 

現在その負債を返済し続けているのですが、毎月の支払いが月初です。そこでもし家賃の滞納があると、銀行口座が一時マイナスとなってしまうことがあります。

 

毎月の家賃収入が少ないわけではありませんが、その家賃収入に限りなく近い負債の返済があります。

 

そういった理由から、ディスポーザブルインカム・可処分所得と言われる、自分の自由になる毎月月初のお金は限りなく低いものになります。

 

負債額合計を、現在の私の収入で割ると、完済となるのは現時点で約26年後になります。債権者(お金を貸してくれた人)に、それだけの長い間返済を待たせなければなりません。

 

そこで、その待ち時間を少しでも縮める為に、毎月の返済額をなるべく高くしているのが、毎月月初に私が苦しんでいる理由です。

 

 

以上のような事情から、お約束(賃貸契約書及びドイツの賃貸アパートの常識)をお守りいただき、必ず自動振り込み(Dauerauftrag)の設定をお願い致します。