ドイツのアパート生活スタート

観光ビザ(ビザ無し) は、3ヶ月以内の滞在に制限されていますので、3ヶ月以上滞在するには次のようなビザが必要です。

 

ワーキングホリデービザ、学生ビザ、就労ビザ、フリーランスビザ、仮ビザ (各ビザに関する詳しいことは、ページ最下部をご覧下さい)

 

ビザを取得するには住民登録を行い、経済的に生活の保障を証明することが必要です。

 

住民登録を済ませた際にその場で受け取れる住民票は、ドイツで生活するあらゆるシーンで必要となりますので、長く滞在する場合にはどうしても必要です。

 

住民登録に必要なものは本人とそのパスポート、そして大家(住居の貸主)証明書になります。

 

大家(住居の貸主)証明とは、各市が用意している専用の用紙で、アパートの賃貸契約を済ませると、大家(住居の貸主)がその用紙に必要事項を記入してサインを入れてくれます。住民登録は、賃貸契約を行った住所の市役所で行います。

 

デュッセルドルフ市の場合   /   メアブッシュ市の場合

 

 

ワーキングホリデービザ

18歳以上、31歳未満の人が対象、1人につき1度だけ取得可能で1年間有効なビザです。

 

飛行機のチケット、(ドイツ国内の銀行の)預金残高などの生活費を保証できる証明、あるいはそれに代わる雇用契約書、健康保険、自己賠償責任保険、住民登録を行うための住居の住所等が必要ですが、最新の詳しい情報(*)はインターネットでたくさん出てきますので、一度検索してみてください。

 

* 以前は仕事に関して厳しい制限があったものが緩やかになったりと、都度変更がありますので、最新の情報に基づいて準備して下さい。

 

ドイツ大使館の公式サイトにも詳しく明記されています。ドイツに来てからも取得できますが、田舎の市役所ではそれがまだ知られていなくてとてもてこずるとか、言葉の問題や費用、その他の障壁がありますので、日本で前もって取得してから渡独することをお勧めいたします。

 

学生ビザ

ドイツの大学に留学するためのビザですので、日本の大学の証明書等の必要書類がありますので、これも詳しくは行き先の大学やインターネットで調べてください。やはり基本的には生活費の保障を証明するものが必要です。

 

就労ビザ

ドイツで普通に仕事をする場合のビザです。就職先が決まっていて、ある程度の給与額(*)が明記された雇用契約書があれば、普通は取得可能です。

 

* デュッセルドルフの場合:

オフィースワーク € 2.500 以上

飲食関係 € 1.800 以上

経営者 € 3.800 以上

(どれも税込の金額で、2019年8月時点)

 

フリーランスビザ

自営業者向けのビザで、例えば資金の面の保証がない人のためのビザですが、ビジネスプランなどが必要なので、弁護士を頼らないとほぼ取得不可能です。

 

仮ビザ

上記のそれぞれのビザが、書類不足等で取得できない場合に取り合えず発給される短期の繋ぎビザです。

 

 

どのビザも、基本的に大事なのは生活ができるという保証があることです。当局が避けたいのは、ドイツの失業者を増やしたり、(失業中等の)ドイツ人の職を奪ったり減らしたりすることです。

 

つまり逆に言えば、資金や収入源が十分であって、ドイツの前述の面で脅かす可能性がないことを証明できればビザは取得できます。